「健康診断の尿検査でタンパクが陽性と言われた」「再検査が必要と言われたが、自覚症状は全くない」。
そうした結果を前に、「疲れのせいだろう」と様子を見てしまう方も少なくありません。しかし、タンパク尿は、体からの非常に重要なサインです。
腎臓には、血液中の老廃物をろ過し、必要な成分を体内に戻すフィルターのような働きがあります。
通常、このフィルターのおかげで、尿にタンパク質はほとんど混ざりません。しかし、タンパク尿が陽性になるということは、この腎臓のフィルター機能に何らかの負担がかかっている可能性があります。
これは、腎臓内の極めて細い血管がダメージを受け始めている初期のサインであり、高血圧や糖尿病といった全身の生活習慣病とも密接に関係しています。
腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、末期になるまで自覚症状が出にくいことが特徴です。そのため、「症状がないからまだ大丈夫」という判断は、注意が必要です。
タンパク尿を放置し、腎機能の低下が進むと「慢性腎臓病(CKD)」へと進行します。腎臓は一度機能を失うと再生することが極めて難しい臓器です。進行を食い止められなければ、将来的に人工透析が必要になるなど、日常生活に極めて大きな制約が生じるリスクがあります。
健診で異常を指摘された段階で原因を確認し、早めに対応することが大切です。
当院では、単なる検査結果の確認にとどまらず、腎臓への負担を最小限に抑えるための総合的な管理を行います。
精密な検査
尿検査、血液検査に加え、必要に応じて腹部エコー検査を行い、腎臓の状態をチェックします。
全身の管理
タンパク尿の原因が、高血圧や糖尿病などの生活習慣病にある場合も少なくありません。腎臓をこれ以上傷めないためには、血圧や血糖の適切なコントロールが不可欠です。全身の状態を総合的に把握し、あなたの腎機能を守るためのサポートを行います。
「まだ症状がないから」と先延ばしにせず、まずは現在の状態を確認し、必要な管理について一緒に考えていきましょう。
当院は時間予約制(予約優先)です
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